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産休・育休取得は当たり前!
子育てしながらキャリアアップ
できる環境がここに
ライフステージが変わっても長く仕事を続けるために用意されているのが産前産後休業(産休)や育児休業(育休)などの制度。けれど、利用しやすい環境がなければ意味がありません。桐井製作所の現状は?産休・育休制度を利用し、復職した先輩社員に聞きました。
- Member
- 出席者
- Y.H.
-
技術開発グループ
2023年入社
- M.I.
-
購買グループ
2018年入社
- C.S.
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企画営業グループ
2010年入社
Q.産休・育休を取得するときは
どんな状況でしたか?
所属グループでは私が久々の取得でしたが、社内では多くの方が産休・育休制度を利用しているので、取得に不安はありませんでした。引き継ぎのこともあるので早めに上司や先輩に伝えたところ、快く受け入れていただき「体調に不安があったらリモートワークに切り替えて」と気遣ってくださって。仕事面も手厚くサポートしてくださってありがたかったです。
当社はライフステージが変わっても仕事を続ける人が多く、産休・育休が取りやすいですよね。私の部署も子育てと仕事を両立している方が何名もおり、私が申し出る直前に同年代の方が産休・育休を取られていたこともあって、気後れせずに取得できました。
私は2023年8月に中途入社したのですが、それから1年ほどで育休を取ることに。他部署で男性社員が育休を取得した話を耳にして力づけられました。仕事への影響や周囲の目は気になりましたが、出産前後の妻をサポートするために育休を取りたいと上司に相談しました。上司も「仕事のことは気にしないで」と快く送り出してくれましたよ。
Q.産休・育休中の過ごし方は?
出産後しばらくは子どもとの生活に慣れるので精一杯。初めてのことばかりで大変だったけれど、今振り返ると、子どもの成長を間近で見守ることのできた、貴重な時間だったと思います。
出産後1カ月ほど実家で過ごし、昼間は子どもの様子を見てもらうなど両親のサポートを受けました。自宅に戻ってからもちょくちょく両親に助けてもらったため、子どもと過ごす時間を味わうゆとりを持つことができました。
おむつ替えや沐浴など、ほとんどの時間を子どもと向き合っていました。妻が休息を取る時間が確保できるよう、夜間も率先して世話していましたね。うちの子は標準以上の速さで体重が増えていったので、「成長しているな」とよく実感していました。育休を取っていなければこうした経験はできなかったと思うと、「取ってよかった」と心底感じました。
夫の勤務先にも男性社員の育休制度があるのですが、実際に取得している人があまりおらず取りにくいということで、夫も取得しませんでした。ですから、Y.H.さんのお話を伺っているととても羨ましい(笑)。出産直後の大変な時期を夫婦で乗り越えることで、男性の子どもに対する気持ちも変わってきますよね。
うちの夫も1カ月の育休を取得しましたが、復職すると日中は子どもと自分だけの生活になるので、時々会社の先輩から連絡をいただいたことがうれしかったです。一度、部署の女性メンバーで集まって食事をしました。とてもリフレッシュできたし、会社の皆さんがつながりを絶やさずにいてくださることに感激しました。
私の場合は休暇期間が1カ月だったこともあり、仕事の連絡を入れないように上司が配慮してくれて、安心して育児に専念できました。復帰1週間前に予定通り復職することを上司に電話連絡したところ、「待っているよ」と言っていただけたことが心強かったですね。
Q.復職後、子育てと
仕事の両立をどのように
図っていますか?
時短勤務制度を利用し、子どもとの時間を大切にしながら仕事をしています。優先順位をつけてできるものから取り組んでいますが、輸入資材の貿易業務などを担当しており、取引先との時差の関係で勤務時間内に完了させることが難しい場合は周囲の力を借りることも。リモートワークも活用しており、子どもが体調を崩したときは自宅勤務に切り替えられることも助かっています。
私はリモートワークをメインに、フルタイム勤務をしています。出産前は手掛けている仕事は残業してでも終わらせたいタイプでしたが、現在は「今できることを一つひとつ着実に終わらせる」という考え方。終業時間になったら頭を切り替えて子どもと家庭に専念することを意識しています。
私も、フルタイムで働きながら状況に応じてリモートワークを取り入れています。復職の際、上司に相談してリモートワークの体制を整えました。通勤時間を省ける分、子どもや家族に向き合う時間を確保できています。出社日もなるべく残業しなくて済むよう仕事の効率化を図って、帰宅後は食事やお風呂、寝かしつけなどで子どもとしっかり関わることを意識しています。
リモートワークは、育児と仕事の両立を図るうえで大きなメリットがあります。出産前と同じ業務を担当していることも、キャリア形成ややりがいの面で大きな意味がありますね。昼休憩中に同じく子育て中の人たちと情報交換すると、「みんながんばっている」と励まされます。
突発的にお休みをいただくときも周りの方が理解して仕事の調整や引き継ぎをしてくれたり、チーム会議を時短勤務にあわせて設定してくれたりと、たくさんの配慮をいただいています。とてもありがたいし、安心して仕事ができますね。
子育てと仕事の両立をしやすい環境ですよね。時短勤務に時間休暇といった制度も充実していますし、何より、子育て中の社員をサポートしようという雰囲気が社内にあることが大きいと思います。
Q.これからの夢や目標は?
今は自分のペースをつかむことに四苦八苦していて、先のことは考えられないのですが、将来的には自分が誰かをサポートする存在になりたいです。周囲の方の助けを受けて仕事ができていることを、よく実感します。今後も仕事を続けて子どもの手が離れたら、今度は自分が子育てや家庭の事情などに向き合う人を助けたい。特に子育て中の方については、経験を踏まえて対応できるのではないかと思います。
子育てと仕事の両立が第一ですが、そろそろキャリアアップも視野に入れたい。これまで自分が担当してきた業務を後輩に引き継ぎ、私自身はマネジメントに携わっていくことをイメージしています。先日の上司とのミーティングでもその話が出て、会社としても子育てしながらのキャリアアップを後押しする体制が整っていると感じています。子育てしながらキャリアを重ねる姿を、下の年代の方々に見ていただけたらうれしいですね。
これからも家庭を支えながら、仕事面では新たな挑戦を続けていきたいです。現在、当社の開発部門では、高品質はもちろん販売のしやすさなども踏まえた製品開発を行っています。日々学び、情報を収集してそうした新製品のアイディアを練り、カタチにしていきたい。男性である自分がそうした働き方を実現することで、周囲やこの会社に良い影響をもたらすことができたら、と思っています。
Q.子育てと仕事の両立を
目指す方にメッセージを
お願いします
自分や子ども、家族にとって無理のないペースを少しずつ見つけていくことが大切だと感じています。それから、すべてを一人で抱え込んでがんばりすぎず、必要に応じて周囲に頼ることも選択肢の一つと念頭に置いておくとよいのではないでしょうか。
当社は子育てしながらキャリアアップを目指す方にとってとても良い環境が整っていることを実感しています。いずれは私も、子育てする方にとって働きやすい環境づくりに参加していきたい。長く仕事を続けたい方は、ぜひ当社を活躍の舞台として検討してみてください。
育休取得前は、正直「男性も取得して大丈夫か」「復職後うまくやっていけるか」と不安はありました。けれど実際に取得して主体的に育児に向き合うと得られるものは本当に多く、取得してよかったと心から思っています。復職後も周囲の理解を受け、柔軟な勤務体系を活用しながら仕事と育児の両立を実現しています。ぜひ当社で、ワークライフバランスの取れた充実した人生を送っていただきたいですね。

私の挑戦
- Y.H.
- 私の場合は、家族に全力で向き合うこと。特に、妻の負担を減らすため家事全般を担ったことは大きな挑戦でした。家族の存在を当たり前のものと思わず、これからも大切にしていきたいです。
- M.I.
- これまで経験したことのない、育児と仕事の両立自体が私にとって大きな挑戦。ベストなスタイルをつかむため、今も試行錯誤の毎日ですが、少しずつ生活と仕事のリズムが整ってきたと感じています。
- C.S.
- 私も、仕事・育児・家事の3つを同時並行することが自分の挑戦だと受け止めています。最初は自分にはとてもできないと思ったけれど、やってみるとどうにかなっている。それも周囲のサポートあってこそのことだと思っています。