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People社員を知る
04

誰もが目にできる製品を
開発し、
技術力の高さを
多くの方にアピールしたい

技術職|T.U.
開発部 技術開発グループ
2019年入社
プロフィール
大学時代は建築学科で床の衝撃音を研究。
入社後は技術面での社内外からの問合せ対応や製品試験業務に携わり、7年目からは開発業務も担当する。

入社のきっかけ

多くの建物に携わり、
知見を広げるべく入社

文系よりも理系の科目が得意。それまで興味を抱いていたものづくりやデザインに関わりのある理系の学科として建築に着目し、大学では住環境と音との関わりを取り上げる研究室に所属しました。就職について考えたとき、それまでの経験から、設計などで建築という総体に携わるよりも特定のテーマを追究する仕事の方が向いているかも、と思い、建材メーカーを意識するように。数ある企業の中で魅力を感じたのが桐井製作所でした。耐震天井でトップの地位を獲得しているため多くの建物に関わる機会があるのではないか、そしてその経験で天井をはじめ壁や床についても知見を得られるのではないか、と考えたのです。他社の選考も進んでいましたが、桐井製作所から採用の連絡を受けて迷わず入社を決めました。

業務内容

知識の充実を図りながら
プロジェクトをリードする

製品開発のほか、自社の営業職や社外の設計会社などから寄せられる問合せへの対応を担っています。開発担当としては、現在、防音性能を持つ床材開発プロジェクトをリード。まだ初期の段階にあり、他部署とも連携しながら、どれくらいの防音性能を持たせるかや、どういった建物をターゲットにするか、価格をいくらにするかといった製品企画に取り組んでいるところです。
学生時代の学びを活かすことができているのですが、その知識はあくまでも研究室の中で育んだもの。実際に現場で使用される製品を開発するには力不足だと感じることも多々あります。プロジェクトをしっかり率いていけるよう、経験豊富な周囲の先輩方のアドバイスを受けながら、素材や工法などについて知識の充実を図っているところです。

仕事のやりがい

「ありがとう」の言葉に
技術職として
役立てたことを実感

開発業務では、どれぐらいの性能を持たせるかの目標を設定してものづくりを行い、試作品を試験してそれを満たしていると確認できたときに達成感を覚えます。
しかしより大きなやりがいが得られるのは、社内外からの問合せに対応し、「ありがとう」「T.U.さんのおかげで現場に製品を納品できた」という言葉をいただいたときです。例えば天井にしても、段差があるなど特殊なデザインの場合、そのままでは製品を設置できないケースがあります。そんなときはその物件ごとの対応を行い、このように設置すれば納まるのではないか、といった提案を行います。状況に合わせてカスタマイズ的に製品を開発することも。その結果、製品が採用されたり施工が無事に進むと、自分が役立てたことを実感して喜びを感じます。

成功談・失敗談

社内でも経験者の少ない
木造建築物に携わり、
事業領域を拡大

入社3年目の頃、木造建築物に対する標準図を作成するプロジェクトに開発部代表として参加することになりました。他社との協働で進めるものでしたが、当社の製品は基本的に鉄筋コンクリートや鉄骨の建物に使用されるため、木造建築物に対してのノウハウがあまり蓄積しておらず、行き詰まっても知見を提供してくれる存在が周囲に見当たらずに苦労しました。仕様も確立していないため、自分で勉強しながら一つひとつ考えていきました。初めてのことばかりで大変ではありましたが、標準図が無事完成したときのうれしさは大きかったです。木造建築物に自社製品を使用できることをアピールする材料ともなり、当社はもちろん、お客様である内装工事店のビジネス領域拡大に貢献することもできました。

これからの夢や目標

他部署も巻き込み
Win-Winのものづくりを
実現したい

製品開発に際し、営業や生産など他部署と連携してどういった製品がお客様に求められているのか、効率よく生産するにはどのような手法があるのか、といったことを情報共有しながら精度高くものづくりを行う開発担当者になることが現在の目標。自分が起案してプロジェクトを組成することも考えられますが、開発以外の部署は通常業務と並行しての参加となるため、どのような巻き込み方をすればWin-Winの形で進められるかを検討しています。
そしてやがては、一般の方の目に触れる製品を開発してみたい。当社の製品は現在、クロスや外壁などで隠れてしまう内装下地材がほとんどで、その実力をあまり世間に認識していただけていないことに歯がゆさがあります。建物完成後も目にできる製品を世に送り出し、桐井製作所の名を多くの方に知っていただくことが目標です。

1日のスケジュール

8:30 出 勤
8:45 技術対応
電話やメールで寄せられる社内外からの技術的な問合せに対応。
10:00 試験実施
製品の性能試験。試作品について、耐力を測定する。
11:30 昼休憩
開発部の先輩方と一緒にオフィス近くのお店で昼食。
12:30 技術対応
お客様からご依頼いただき、製品に関する資料を作成。
14:00 試験データのまとめ
社内共有用に、午前中に行った性能試験の結果をグラフ化。
15:00 製品開発
試作品の試験結果が目標に達していなかったため、どのように変更するかを考える。
17:30 退 勤

私の挑戦

開発担当というとパソコンに向かって黙々と製品設計をするイメージがあるかもしれませんが、自分の場合は試験に向かう後輩に安全に気をつけるよう声をかけるなど、積極的に周囲とコミュニケーションするよう心がけています。それは職場の環境を良くし、仕事の質も高めるのでは、と思うのです。